2014年 スーパー耐久シリーズ 参戦レポート

Round5 鈴鹿サーキット
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◆聖地鈴鹿 予選まで

WTCC(世界ツーリングカー選手権シリーズ)との併催大会なので、イレギュラーな140分レース(2ピット、タイヤ交換義務)。

また、予選はシリーズランキング順となり、占有走行も金曜日に1時間3本の3時間のみで土曜日にいきなりレースです。
しかも1周が長距離の鈴鹿は色々と時間がとられ…思うようには進みません…。
そんな中、多少のマイナートラブルが出たもののメカニックの迅速な対応で事なきを得ていた矢先…占有走行中にブレーキトラブルが出てしまい、ヘアピンでオーバーラン…クラッシュ…。
ただでさえ時間がないのに…。
同じパッケージで挑んでいるのに…前戦ではそんな症状出ていなかったのに何故…!?

2本目の走行はほぼなくなってしまいましたが突貫で直して、3本目にはセッティングを詰めることが出来ましたがレースセッティングに多少の不安が残りました。
低中高とすべての速度域のコーナーが万遍なく存在するこの鈴鹿ではドライバーのリズムとセッティングの妙が非常に重要です。
そこは熟練のエンジニアがかなりピンポイントをついてくれて、まだ不安がある中でも大きく外すことはないという安心の中で決勝レースを迎えました。

◆決勝レース

今回はCドライバーの小林をスタートに起用しました。
スタートに起用した理由は、より緊張した時間でのさらなる成長への期待と、一番邪魔がいない状況が長い時間のレースが考えられ、また同クラスでのバトルが楽しめる時間がレース中一番長いことからです。
若干のポジションダウンはありましたが無事に役割をこなし、Bドライバー近藤へドライバーチェンジ。ピット作業も給油のみのスーパーショートを慣行!そして近藤は前日のクラッシュの影響を全く感じさせずに、ドンドンアクセルを踏み込んでいきます!
多少気温が上がったこともあり、また鈴鹿サーキットという特殊なサーキットということもあり、タイヤのタレが予定より早く出始めたところで最終走者Aドライバー加藤にチェンジ!ここで義務のタイヤ交換を慣行!相変わらずのミスないピット作業はさすがで、加藤を送り出しました!ここから加藤はプッシュプッシュを繰り返しますが…やはり若干のブレーキのトラブルが引きずられ、でも、現状の最大限でのプッシュをしてくれて、多少他車との接触はあったものの、満足いくゴールを示してくれました!!

総評として、走行時間がなく、コーナーが多く、特殊な鈴鹿というサーキットながら、各ドライバーが非常に前向きにレースに挑んでくれることから、吸収の時間も早く、またチームとしてのまとまりが強く感じられ、いいレースだったと思います。
このような環境が持続できれば、このチームは誰もが羨む、手の付けられないチームに成長すると確信できました!

 

次戦は最終戦オートポリス!
この鈴鹿と違っているようで似ている面白いサーキットです。
シリーズ最南端と遠いですが、皆様の応援を待っています!!

(チーム監督 滑川 健)

◆リザルト
TC CORSE iRacing ROADSTER クラス11位
ST-4 54 TC CORSE iRacing ROADSTER 加藤彰彬 / 近藤翼 / 小林大作
クラストップ
ST-X 81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R 星野一樹 / 尾本直史 / 青木孝行
ST-1 37 KeePer I.P.S 中山雄一 / 平川亮 / 畠中修
ST-2 20 RSオガワADVANランサー 大橋正澄 / 阪口良平
ST-3 14 岡部自動車サントラント195マイカーズZ33 山崎学 / 伊橋勲 / 安宅光徳
ST-4 86 GAZOO Racing SPIRIT 86 蒲生尚弥 / 井口卓人 / 松井孝允
ST-5 95 SPOON FIT3 松井猛敏 / 中島保典 / 荒聖治

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